アジアのようす、悩み事相談、ご縁について、節分、やくよけ法要


  ミニミニ観自在 1998年2月

                     観自在編集部

  寒中お見舞い申し上げます

 2月は日本各地で節分祭、やくよけ法要があります

 皆さまのお便りをお待ちいたしております


アジアの通貨不安

 タイの通貨下落に端を発して、インドネシア・フィリピン・韓国
など、極端な場合は一日に通貨が30%も乱高下する。円も一ドル
130円を割り、まだ下がると推測している人も多い。
 加えて金融ビッグバンを控えて金融恐慌は避けられるのだろうか。
昨年は北海道拓殖銀行が躓き、山一証券が自主廃業した。株安、円
安が銀行経営を直撃し、三月末の自己資本比率を8%以上に維持し
ようと貸し渋り、信用は収縮し、企業の運営を混乱させ果ては破綻
させる。
折悪しく、香港大手投資銀行が破綻し、アジア株は軒並み安で、
欧米株も大幅に下落。通常国会で首相は「金融システムは断固守る」
と表明したが内閣支持率は30%と最低で三月危機説は根強い。


 平均気温過去最高

世界の平均気温が例年過去最高を更新している。所謂地球温暖化
現象だが、異常気象で、暖冬・豪雨・渇水など自然に及ぼす影響が
顕著になって来た。二酸化炭素の排出規制に向けて、世界的規模の
協調が求められるが、各国とも自己中心的で、誠意が見られない。
珊瑚礁の島々が水没し、世界各地で高潮被害が起こり、異常気象で
人が苦しむ。


 法主担当悩み事相談

悩み事や困り事の相談に、法主(ほっす)さんが丁寧に対応して下
さるようになり喜ばれている。
昨年は500社を超えるマスコミの取材に親切に対応されたが、
これが相談を倍増させる原因にもなった。蝋燭(ろうそく)は我が身
を削って周囲を照らす、と法主さんは言っておられ、今年は率先し
て多くの相談を引き受けておられる。
観自在の原稿も、直接ワープロ入力されるようになり、その上に
沢山のメールに親切に対応しておられて元気です。

法主相談のお願い事項

 一、金銭の貸出し、借入と保証は僧侶の厳禁事項です。これらは
   慈悲に該当しません。
 一、金銭の相談には乗ってはならない決まりがあります。
 一、物品の売り込みや契約で法主は面談しません。
 一、観音院の法律的責任者は住職であり、住職は役員会で決議さ
   れた以外のことは執行出来ません。法主さんの相談は「悩み
   事・困り事」に限定され、祈る事、供養する事、生活態度を
   改善する事、考え方を改善する事に厳しく限定されています。
 一、従来、相談は住職さんが担当されていましたが、今後は全面
   的に法主さんが対応されることになりました。
 一、法律的なことについては専門家である顧問弁護士さんを紹介
   します。(有料です)
法主さんの拝まれる方法と態度は最高の水準です。宗教に期待さ
れるものの最高の水準で対応されています。


   ご縁(えん)について

観音院は「ご縁」によって、祈願し供養しています。運営もまた
「ご縁」によります。
ご縁は御佛(みほとけ)様の意思です。ご縁は人間関係が出来るこ
とから始まり、自然の摂理(せつり)の内で完結します。ご縁は無理
をして維持することは出来ません。ご縁の無い方を救済することは
不可能です。
ご縁は易しく説明すると、人間関係に始まり、奉仕、献金(布施)
によって維持され、結果として救済があります。
 無理の無い人間関係が基本です。寺の職員もまた「ご縁」の範囲
内で従事しています。


  節分厄除(やくよ)け法要

厄除(やくよ)け法要は、全ての人が幸せに過ごせるよう祈願する
特別な法要で、普通は節分当日だけに執行されますが、観音院では
365日、年中一日の休みも無く、一日三座執行される約束が実行
されている珍しい寺です。この法要に参加すれば、健康がもたらさ
れる、積極的になる、冷静沈着な思考がもてる、思いやりが深くな
る、不安が無くなる、などの効果があります。

 この法要は「いたわり、慈しみ、思いやり、相手の立場考える」
ことを育む法要です。
 ご家族お揃いで法要にご参列され幸せを願って下さい。


お便りはこちらにkanjizai@urban.ne.jp前月/虹のポスト98年1月号


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