[総合目次][民の声] [観音院門前町] [バーチャル霊園] [寺子屋]
[観音院][観自在] [投げ文目安箱] [English]

如 是 我 聞 
  (にょぜがもん=是の如く我聞けり)
  −観自在98.01月号− 文責 能島慶華 
 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
    観音院から爽やかな風を送ります
        皆さん「元気」をお持ち帰り下さい
 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

 偏西風が蛇行(だこう)して貿易風を妨げると、インドネシア海域
の温かい海水がペルー沖に寄り、ペルーでは鰯(イワシ)がとれなく
なって魚粉が少なくなる。代替の飼料として大豆が廻される。節分
の豆まきに使う大豆が値上がりする。牛肉が高値になり、野菜は安
くなる、暖冬傾向で灯油が値下がりする。ソマリアやアルゼンチン
で大雨や洪水。日本には台風が再三上陸する。海では不漁が続いて
大変、野菜は値下がり傾向。その上に経済の仕組みがガタガタで、
一体何たる厄年かと法主さんは嘆かれるが・・・・。


   異常気象は人の心を荒れさせる
        銀行も会社も寺も大変だなぁ

ロサンゼルスは雨続きと法主さんのお友達から、便りがありまし
た。京都で地球温暖化対策?の会議が開かれた際に、何時もは室温
25度にしてあるのを、エネルギー節約の面々がお泊まりとかで、
20度に設定したら、他の宿泊客から苦情が出たとか。
会議の人たちは炭酸ガスを出すとかでタクシーもあまり利用しな
いとか。法主(ほっす)さんは放浪乞食(こつじき)が平気なのに日常
は27度くらいにされておられて、その応接で「不景気は何時ごろ
まで続くのだろうか」と話しておられます。


   悲観すると悲しい将来がある
       希望は楽観とやる気から生じる

面白くないことが多いですね。でも、観音院の法主さんはとても
元気です。空(から)元気ではありません。困難が人を育て、異常
気象が人を育て、困惑が真実の友人を見極めるために役立つと考え
ておられるからです。
 いろいろと、ややこしいことがある時に、観音院は役立ちます。
 世の中は、行政改革とか、リストラとか、円安とか、厚生年金の
将来が危ないとか、就職口が見つからないとか、心配事が多いです
ね。
 このような時に、人が飛躍する大きな機会になります。
 世の中が変動しない時、誰でも仕事をすれば上手く行く時くらい
始末の悪いものはありません。今までは人が能力を発揮しようにも
どうにもからない構造ががっちりと出来上がっていました。
 そのガチガチの構造が音を立てて崩れています。このような時に
鬱(うつ)になると、やることなすこと全てが下向きになります。

 現在はひさかたぶりの戦後最大の混乱期です。今まで押さえられ
ていた人が頭を上げる時、混乱期は人が成長する、又とないチャン
スなのです。
 やりたくても出来なかったことが、実行出来る時期が到来したと
受け止めて下さい。
 法主さんは戦後最大のチャンスが到来したと言っておられます。
 物価が右肩上がりに値上がりし、真面目にやろうと、いい加減に
やろうと、一律に賃金が上がった時代は終わったと考えましょう。
 ものには時期があり、やろうとしても出来なかったのが今までの
時代です。


   能力の真価を発揮出来る時期
       慎重に大胆に、やる気が大切

銀行の選別融資が問題になっています。金が借りれなくなったと
言うのは嘘です。沈み込んでやる気がない人、自信を失っている人
に銀行は融資してくれません。
 銀行は「やる気のある人、元気な人を一生懸命に探しておられる」
のが実情です。
 何か工夫している人はいないか、時代を乗り切ろうと頑張ってい
る人はいないか、そのような人や企業を銀行の貸付係は死に物狂い
で探しておられます。

 つい、先だって、法主さんが銀行に電話で幾らか融資して欲しい
と電話しておられましたが、担当者が二つ返事で「どうぞお持ちし
ます、お貸し出来ない理由がありません」といっておられました。
 何をされようとしておられるのか存じませんが、「お金が動き易
くなっている」と世間と反対のことを言っておられます。
 金利は史上最低ですし、銀行は貸し先がない、銀行も必死なんで
すよ。生き残るためには、生き残ろうとする人に融資をすることに
一生懸命なのです。
 今、銀行が選別しているのは、元気か元気でないか、やる気があ
るか無いかを選別しておられるのが本当のところです。
 このような時が事業を起こし独立する恰好のチャンスなのです。


   法人事業税は下がる傾向だし
        人や物は溢れている、今です

戦後の秩序が崩れています。円安、構造的には包括的に困ったこ
とですが、日本の中小企業の底力が発揮されるのはこれからです。
 輸出が伸びて、貿易摩擦が再燃する、当たり前のことです。今ほ
ど、事業の育成や、新規事業の設立が待たれている時代は、これま
でにありませんでした。
 バブルの最中に、事業を起こすのは危険です。バブルが弾けて、
事業展開の条件が揃って来た、こんな好機を見逃す手はありません。
 皆が萎縮(いしゅく)している、そろって萎縮すれば、沈没です。
悪い悪いと言っても、韓国や東南アジアほど日本は悪くない、新聞
記事も悪く読めば際限が無い。行間を読めば、これから良くなると
大合唱をしているようなものです。

 知恵や工夫や努力が報(むく)われる時代の到来です。縮こまって
は駄目です。やる気を出しましょう。
 常識的に見れば、比較的に良くない経済状態が、ここ数年は続く
かも知れません。言い換えれば、チャンスの期間が比較的に長いと
見ることも出来るのです。
 物事をするには工夫が必要です、努力も必要です、今一番必要な
のは「やる気」なんです。
 土地が値下がりした、買いやすくなった、作った物が売れない、
売買のチャンスなんです。円が下がりました、1ドル70円のころ
に比較すると賃金が半分になったのと同じこと、それだけ競争力が
ついて来たということです。

 インターネットが普及している。情報伝達の手段が容易になった、
これを使わないのは、時代遅れにはまりつつあると言うことです。
 観音院は情報収集の手段、伝達の手段が極めて優れています。
 求められれば、幾らでも協力します。落ち込まないで、やる気を
出して相談に来て下さい。


   信じる者が成功出来る時代になった
      御佛(みほとけ)様の御加護を信じながらやること

駄目だと思って相談に来られる方はほんとうに駄目になります。
沈み込んでいる人を元気にするには手間が掛かります。話していて
も面白くありません。被害妄想は疑心暗鬼となって、付き合うのが
大変に難しい。このような傾向の人は物事が裏目裏目に出ます。
 本来は寿命のある人でも早死にします、事業も同じことです。
 不必要なものは淘汰(とうた)されます。それは間違いのないこと
で、何時の世でも同じことです。
 必要とされるものは何時の世でも生き残り繁栄するものです。
 だから必要とされることをしなくてはなりません。
 流通業に変動が起きています、生産者から消費者に、直接に物が
渡るようになっています。約束を守ることは今まで以上に厳しくな
ることは間違いないでしょう。

 そのような環境だと思って、その中で生きて行くことを考えれば
宜しいのです。
 人格とか、徳目とか、努力などは、今まで以上に熾烈(しれつ)
に求められるようになるでしょう。
 でも、これらのことは当然のことで、今までが甘かっただけです。
世の中が大変化したわけではありません。何時の世も基本は同じで
す。びくつかないことです。

 いたわり、慈しみ、おもいやり、相手の立場で考える、ことは、
何時でも通用する考えです。詰まったら観音院に来て法主さんの話
を聞いてみられるのも良いでしょう。

 私たちが知らない間に、知っておられる方もあるかもしれません
が、法主さんはキーボードの上に大寺院を音もさせずに建立されま
した。ファンも日本はおろか、世界中に広がっています。
 これには、運と知恵が両輪だった、と思います。市内料金並みで
世界中を相手に教線を拡大しておられます。世界の各地にお喋りが
出来るチャットという専用の情報伝達手段を持っておられて、ワー
ルド・ワイドに仕事をしておられ、NTTのOCNと言う月額4万
円ばかりの定額で、16台のパソコンを接続し、一寸した商社並み
の機能を手にしておられます。
 今のところは、初期投資の段階で経費は横ばい、それほど浄財が
増えた訳ではありませんが、常識では理解出来ないほど大規模に布
教を平然とこなしておられます。
 アメリカもブラジルもパリもロンドンも法主さんにとっては隣の
部屋と同じ環境です。
 そのようなことは難しいのではなかろうか、大変な技術が必要な
のではなかろうか、そのようなことはありません。やるかやらない
か、家に電話を置くかテレビを買うかといった程度の問題です。

 昨年、観音院はマスコミに大変に好意的に取り上げられました。
 宣伝費にすれば数十億円に相当するでしょう。一社として、悪く
報道されたメディアはありません。
 世界中のテレビや新聞やラジオが観音院のことを報道してくれま
した。年末に掛けてはNHKさんが、正月早々には読売新聞さんが
観音院の情報開示の精神について記事にして下さる予定です。

 これは、あるマスコミの方が言われたことですが、「観音院には
善意がある、取材して楽しい刺激がある、会って良かったと思う」
と言われていました。
 これは観音院の倫理性の高さや勉強する態度、人間関係の造り方
が客観的に評価されたものだと思います。
 それに加えて、取材に来られた方が良い方ばかりで、これは観音
院の「ご縁」と「運」というようなものでは無いかと思います。

 ご商売をなされる方も同じで、観音院に来て良かったと言われま
す。何が良かったか、口を揃えて「運が良くなった」と言われます。
 その運はどこから来るか、世間から必要とされる御佛様の慈悲が
確認出来たことでしょう。


   世のため人のために尽くしたい
       そのために祈る力が強くする

観音院の「萬倍(まんばい)さん」は商売人の神様です。本来は宇
賀神(うかじん)と申され、ご本地(ほんじ)は薬師如来です。五穀豊
穣と商売繁盛の霊験が極めてあらたかです。
 御佛様のご霊験だけではありません。法主さんや住職さんの情を
同じくする祈願が、御佛様の力を引き出します。
 さりとて、頼まれない事は祈願のしようもありません。

 お正月に向けて、年末はご奉仕下さる方々が集まって例年のよう
に「萬倍大入り菓子袋」を用意されていました。
 お守りも一生懸命に丁寧に調製されていました。観音院は皆さん
のお寺ですから、何事も皆さんのご協力で成り立っています。


   腹立てない、心配しない高齢化
        若い人が減るのも心配しない

高齢化社会で介護保険の導入とか、国民負担率の増加とか、取り
越し苦労をされすぎています。
 真剣に考えるべきだけど、このようなことが永久に続くことはあ
りません。そのような心配は政治家に任せておけばよろしい。
 人口のバランスが取れなくなったことは今までにもあったことで
す。太平洋戦争では働き盛りの若者が沢山亡くなられた。いろいろ
苦労はありましたが、それでも何とかやれて来ました。

 愚痴を言いながら過ごした人はそれなりに、元気な人はそれなり
に頑張って過去の繁栄があったわけで、この世の出来事はこの世で
納まるものです。

 気が付いてみたら周囲が全員高齢者になっていた、なんてことは
絶対にありません。
 だから、あまり心配しない、心配しても、このようなこともあっ
たと歴史に残るだけです。
 これから先は、今までの常識が通用しなくなるのは確実ですが、
知らないことが起きるのは刺激的で勉強のしがいがあります。
 正直とか、秘め事を作らないとか、情報の開示とか、今まで以上
に清潔であることは必要とされましょう。

 ですが、あまり心配はしないことです。なるようにしかならない
のですから。ですが、なるようになる中で「運良く」生きることは
大切だし、幸せにつながります。
 人間は環境に対して素晴らしい適応能力をもっています。ご先祖
さまたちも色々と苦労された。
 何時の時代でも苦労はあります。されば、爽やかに苦労し、明る
く生きて行くことが大切。お正月から節分に掛けて、福をもらいに
観音院にご参詣下さい。

最近、ニュースを得ても何が何やら分からない難しいことが多い。
 不透明という言葉そのもので、行き先が見えない。このような時
 にあれこれ模索しても仕方がない。分からないことを理解しよう
 とすると頭が痛くなる。
・目の前の蠅を追いながら、降りかかる火の粉をかわす以外に方法
 はない。楽天的に。

御佛様にお願いしておけば、何とかなるもので、的確な見通しは
 立たない。水は低きに流れる、やがて平たくなると思っていれば
 間違いない。取り越し苦労はしても仕方がない。自分で出来るこ
 とを精一杯やっておけば良い。

皆が萎縮している時は元気のある者が勝ち残る。思い悩むよりは
 目先のことを考えよう。ただし、第二次大戦後のように無法地帯
 ではないから、倫理観や遵法精神は大切に、最終的判断は個人個
 人の良心を拠り所とすること。


物事が変化する時は、流れに逆らわないで、流れに乗ることが
 大切。何時かは何処かに流れ着く、高齢化社会のことなど心配
 いらない。少子化社会も同じことで、時間が経てば解決する。
・頭を低くすることも大切だが、目線を高くして四方八方を見て、
 近くに岸があれば、それに上がる工夫も必要となる。

もうどうにもならないと思う人と、何とかなると思う人では、
 生き方が異なる。舵取りが難しい世の中だけど、分からぬ時は
 倫理道徳を基準にすれば良い。
・真面目で誠実で、全てが片づくとも思わぬが、それ以外に良い
 方法も無い。真面目さと誠実さを押し通すには、御佛様の御加
 護も大切な条件になります。

世のため人のために生きること」を願うことは、厄難を除き、
 福を招く最高の生き方です。
・幸運は手足を動かし、頭をつかい、良く見、良く聞いて生きる人
 にもたらされます。難しく考えずに、その場その場を切り開きま
 しょう。

前進よりは撤退が難しいのは何時の世も同じです。撤退は投げ
 出すことではなくて、注意深く本体を損なわぬように、損失を
 最小限度に止めることが大切です。撤退で大切なことは他人を
 裏切るようなことにせぬことです。

正月は「元気法要」、元気の出る法要にしたいと願っています。
 平成十年を元気元年にしたいと願っている次第です。気持ちを
 切り換える良い機会にして下さるよう願います。
・物事を気分一新して、良い新春を迎えていただきますように、
 熱い祈りを御佛様に捧げたいと願います。ご一緒に祈り


前稿/1997年12月号

ご感想やお便りはこちらに

[バーチャル霊園][総合] [民の声] [門前町] [寺子屋] [観音院] [目安箱][[English]]
観音院ホームページ月刊「観自在」の目次