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和尚のおはなし「第十四話」 法話総目次

   「7月6日は大般若転読百座記念法要」 (97.6/12掲載)
         (だいはんにゃてんどく ひゃくざ きねんほうほう)
                             観音院住職 高田寛恵

 このような有り難い法縁(ほうえん)に会えるとは大変な幸せである。
 出仕(しゅっし)下されたご僧侶、参詣下された皆さま、御佛(みほとけ)
様のご守護。この三つが一緒になって、夢のようなことが現実になった。
 御佛様のお顔を見上げて、良くぞ、ここまで導いて下さったものだと、
嬉しくてたまらない。
 お護摩(ごま)も一応三万三千座ということになっているけど、実際に
はもっと多い。
 護摩壇(だん)を三年に一度くらいの期間で新調することを仏具屋さん
が有りえぬことと驚かれていた。
 観音院の護摩壇は九面に分けられて金剛界曼荼羅のように造られていて、
熱を分散するように法主さまが考え出された特別製である。

 護摩を修法していると、中央に御佛様や龍王のお姿を拝することがしば
しばある。
 天上に駆け登る炎は、さまざまに揺れて、時には観音さまに、あるいは
不動明王さまに見えて、慈愛をひしひしと感じる。
 皆さまのご祈願が成就(じょうじゅ)されるよう自らが炎のようになって
祈念する情念が大切である。

 僧侶として、身綺麗に過ごし、皆さまの祈りを背負い、皆さまと共に
修して今日に至った。
 大般若経六百巻も乾坤(けんこん)二組が調度された。先々代は生涯に
一度大般若転読法要を営んだ。
 先代から毎月修法することにされて、共に百座法要を迎えることができる。
 どのように皆さまのご支援に感謝して良いか筆舌に尽くし難い。
 この上は大般若転読二百座法要を目指して、精進することを誓願として、
一切精霊(しょうりょう)のご供養と諸願成就に向けて、拝みに拝んで、
拝み抜くことをお約束してお礼のご挨拶といたします。


  拝み抜くこと

  御佛様がどのようなものか、ご守護とか、供養の大切なことの意味を
  考えても何も分からない。一生懸命に拝んでみると拝むことの大切さ、
  御佛様とか、ご守護とか、ご供養の大切なことが体得できる。言葉で
  は説明が難しいことだ思う。

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第一話〜第七話までのお話集の目次
 @「宗教法人は社会正義の実現に努力することが大切」
 A「会って、見て、交際して、自分で評価する。」(9/7)
 B「急がれる日本のモラルの復興に努力を注ぎたい」(9/22)
 C「当選者がどう合従連衡するのか見ておきましょう」(10/6)
 D「当選者がどう合従連衡するか公約はどうなるか」(10/17)
 E「行革や規制撤廃は公約通りに進められない!」(10/20)
 F「我が身に起きたこととして誠実に拝みます」(11/10)

 G「恥も失敗も迷惑も捨てて、生活に張りをもちたい」(96.12/9)
 H「人間関係を適切にすれば、運命は転換出来る」(97.1/18)
 10「円安が進むと怖い、無策の大蔵省と日銀」(97.2/8)
 11「一年が一日のように過ぎて行く毎日です」(97.3/9)
 12「親の恩を復活させてくれたパソコン」(97.4/8)

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