今月の運勢と処世概観

だれにも見えない選挙後の予想
政治家なんかになるなと言う教訓
　　　　　　　　　　　　　　　（１０／１７）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴之僧正

■将来を占うということが難しいことを証明する今回の
選挙。多くの占い師がいるが選挙結果が見えないらしい。
鈴はどう思うかと再三聞かれたが、それが分かるほど馬
鹿ではない。常識的に絶対当たる予言ができる。
「吉凶交錯する思わぬ展開」
▼一番頑張っていたのが共産党、締めつけて頑張ってい
たのが自民党、新進党は安心しているのか接触がない。
鈴も阿呆にされたものだと慨嘆だが、皆さんは知ったこ
とでは無いと言わんばかりの対岸の火事、どうして良い
か分からない支持者たち、どちらの方もあまり変化は無
いとご楽観。大凶。
▼代議士になって資産が増えた人を身近に知らない。立
候補すると、凌ぎを削るスリルが堪らないらしい。身内
や親戚、知人と縁故者はたまらないハタ迷惑。
▼下げたくもない頭を無理をして下げて、当選したら踏
ん反り返るのが算術だが、どうにも合わないのが消費税
の計算、社民党が大胆に改革と言うのは「おたかさん」
の影響か、撤廃と言いのける共産党の主張にも老後が見
えて来ない。全ての党が選挙だけの不思議な計算式。お
父さんがこんな恰好良いことを言ってしまうと家庭なら
夫婦喧嘩になる。
▼消費税だけで合従連衡を考えると、自・さ・民と言う
ことになるが、小異を捨てて大同に付くと言う不思議な
大義名分がある。凶。

■選挙の前に恰好付けるのはアメリカも日本も同じこと
で、先進国の事例から世界に通用する計算式では消費税
は１０％以上になる。嘘を突いて議席を取っても結果は
嘘つきになるだけ。
▼これで大幅減税なんて言う政治家がいたら国の将来を
過つ。財政赤字が膨らんで遣り繰り付かなくなる。
▼行政改革とか民営化と言ってもどのように、何時まで
にするのか全然先が見えてこない。嫌な予感がする。

■常識で今考えて置かなくてはならないことは年越しの
用意。どんなに転んでも景気が良くなるとは考え難いが、
それでも右肩上がりの経験が通用すると思っている人が
多い。存外なこと。
▼寺の賽銭は景気に正比例するのが経験則だが、少し上
向きになっている。分析できない不思議。妙なことにな
ったが参考にできない。

■円安傾向が気にかかる、１＄１２５円にでもなったら
どうなるか考えておく方が商売人は大切なことだ。
▼穀物生産大国のアメリカが平年なみは一安心だが、飽
食の日本は食料輸入大国。
▼米は古古米が３００万キロも倉庫に眠っている。日本
は政治も商売も工場も農家も危ない。「大凶」

※行政改革、規制緩和というが本気なのだろうか。日本
　は大規模お役所国家、情報開示も少ししか進まない。
　なるようになると開き直ってプラス志向で生きて行く
　しかない。どうやら自民党主導の政権が誕生しそうだ
　が、小選挙区比例重複制度は吉凶激しく交錯する。
　自分の生活は自分で守るしかない。
※史上最大規模になった財政赤字、その多くは建設国債
　だが財政建て直しに展望が見えない。消費税は５％に
　なるのは間違いなさそう。金利は低いし、景気は今一、
　世界経済の中で日本だけが孤立しているような感じだ。