「落ちつくべきところに落ちついた
安保推進され・穏やかな景気回復か」(11/11掲載)
鈴之僧正
■橋本内閣が組閣されたが、意外性は小泉厚生大臣と亀井建設大臣くらい、
行革は時間が掛かるが、そろりと進みそう。クリントンも圧勝的再選、
これで日本の回りは少し静かになる。吉。
▼吉と言えば、基地の問題もあるが、これは結果として基地周辺を多少は
経済的に潤し、アメリカ駐留軍のお行儀が少しよくなる。交錯。
▼景気は穏やかな回復基調に向かう。
一方ではリストラが進み、産業の空洞化が一層進む。
財政赤字は改善しない。貿易黒字は減少しない。老人医療や介護の問題
は徐々に深刻な問題になる。
▼株価の行方が心配。低金利は何時まで続くだろうか、消費税はごたごた
するが予定通りに5%?。
最近、小沢さんの顔色に険が見えて人相が悪くなった。管さんの顔が平
面的になった。土井さんの顔が引きつっている。
元気なのは共産党、新進党と消費税ストップの協調はあり得る。新しい
蔵相の三塚さんは延期を言っていたし、亀井さんは税率再検討と言って
いた。誰も算数が苦手のようだ。大凶。
▼民主党はそこそこの人数合わせに成功したが、何をなさるのか見えてこ
ない。
▼小選挙区比例代表重複立候補制度は評判悪い。供託金を没収された候補
が当選とは後味が悪いことになった。
■国産牛枝肉の千頭に三頭はOー157菌が定着、アメリカでは抗生物質
の効かない病原菌が次々を見つかっていて、ややこしいことが起きつつ
ある。不安の凶。「かいわれ大根」哀れ。
▼最近、出入りの業者が元気がない、銀行も元気がなさそう。誠実に努力
するしか方法が無い。加えて「運」とか「人間関係」が見直されて来た。
お蔭で観音院が頼りにされている。困った時の神頼みから佛頼みに大衆
の社会的態度の転換かも。
▼年末の資金繰りを慎重に余裕をもって置くことが大切。
■どうやら今世紀中は極東の安全は不安を包含しながら維持される見込み
が出てきたようだが、香港は返還寸前の困惑、北朝鮮の苦境。尖閣列島
やら竹島やら漁業権の問題もからんで、北方領土の帰属も難しそうな雰
囲気。池田さん頑張って。
▼物事はプラス志向で考えることが大切。空洞化も高齢化社会も、少子化
も、事業も仕事も、何とかなるだろうと根明(ねあか)に考えると良い。
考え込むのはほどほどにすること。決して鬱々と悪い方向に考えて被害
妄想にならぬこと。
年末年始の観音院の厄除(やくを除き)招福(福を招く)祈願に来られ
て、今年を無事に送り、善い新年を迎えて下さい。
●景気が沈滞すると倫理道徳が問われる傾向が強くなる。物事が思うよう
にならないと他人のアラ探しがしたくなるのが人情。誠実に努力するこ
とと大切なのが「幸運」。
済んだことは、くよくよ考えない。前向きに、 とにかく前向きに物事
を考えて行動することが肝要。これからは遵法精神が不可欠。
●だろうだろうと甘く考えない。たらたらと愚痴をこぼさない。なるよう
になる。したいようにしてみせる考え方も大切。
正月に心機一転したいと思うのは日本人の美風。来年は良い年になるよ
う期待するのは善い慣習。