皆さまからのお便りやご意見をもとに編集されています。
ご参拝、ご奉仕くださる方の意見を随時、掲載しています。
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法主さんや住職さんに金を借りない
物を売り込まない、契約を勧めない
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教師総代会より ■最近、法主さんや住職さんに十万円前後の寸借の申し出が再三あり、こ れには対応に困られています。 先代も大変に人が良かったとどなたも言われますが、法主さんも住職さ んも苦労されたと聞いています。 その法主さんや住職さんに寸借することは「赤子の手を捩(ね)じる」 のと同じです。 困った時に、法主さんや住職さんに寸借を依頼されることは、背に腹は 換えられぬ事情であると十分に同情します。 しかし、最近は金額も数百万単位を超え、法主さんを雪隠詰にする相談 もあり監事は責任を果たせません。 ▼法主並びに住職とその家族に借入や保証をさせること、物品を売り込む ことは、以前に役員会で決定されているように厳禁事項でありますのでご 協力下さい。 保険契約を勧めることも同様事項ですのでご理解下さい。 観音院は信徒数も7万人を超えて、いろいろなご商売をされる方にとっ ては、当然に思いつかれる売り込み先ですが、ご要望に応じると経済的に 破綻するのみならず、双方がこの世で地獄を見ます。 ▼経済的に激動する時代であり、その皺寄せを、一寺院やそのお坊さんの 経済的な支払い能力で埋めることは絶対的に不可能なことです。 無理は続かない 確かに10万円や20万円のお金を法主さんや住職が作ろうと思えば出来ま す。しかし、その相談というより懇願やご無理を聞いて上げていると、結 局は法主さんも住職さんも永くは続きません。信用も無くなると想像しま す。 無いお金を借りて、貸してくれと言われるのは困ります。借金の保証人 も困ります。銀行から正式に「今後はかかることは受付けない」と厳重に 断られました。 好人物を苛めない ■法主さんや住職、その家族は好人物を前提として努力して生きておられ ますので、それに対する配慮が必要です。 ▼物品の売り込みや保険などの売り込みは「信徒の立場」で受付を通過し て、会われて商用を持ち出されると受付や監事の立場がありません。 原則として商用の電話は受付で断り、新規の売り込みはお断りしていま す、取引先は固定しています。 ▼取引先に必要な物品がない場合は想定出来ません。 ▼寺院として購入先を再三変更することは好ましくありません。取引先に 重要な反則行為が無いかぎり、新たに別の取引先を探しません。 ■法主さんも住職さんも信徒さんの悩み事や困り事相談に乗るのが精一杯 で、かつ親切に相談に乗る姿勢を最初からもっておられます。 その親切な相談の中に商談を切り出されると、法主さんたちの立場はあ りません。誰かを紹介したとしても、強い推薦力がありますから、紹介さ れた信徒さんが大変に困られることになります。 ▼そのようなことから、新規取引きや借入申込み、紹介依頼については、 お互いに慎むと役員会で決められました。 ■お金で「救う」ことは多くの悩みが一発で解決します。 皆さんの寺の「お金」を法主や住職の一存で支出することは、業務上の 背任か横領になりかねません。 ご要望通りにすると、プッツリと「ご縁」が切れます。 運が悪いと「お金を借りていながら悪口雑言」という場合もあります。 それを機会に人間関係が壊れることは悲しいことになりますね。 ▼宗教関係者が「金銭で救済をすることは絶対禁止」の大原則があります。 これは宗教団体全部に共通することで、この問題は祭祀に関わる者のアキ レス腱なのです。不道徳破廉恥な行為なのです。 ▼困った時に「お寺さんなら助けてくれるかもしれない、観音院は親切な 寺だから」という発想は「金銭借入や売り込みに関して」は無理があると 思いますが、皆さんはどのように考えられますか。 法主さんの手当ては ▼住職さんに月額271,460円です。法主さんには月額434,708円です。 但し、法主さんの金銭は監事会で管理して、寺院の経理で支出することが 相当でない経費に大半を支出する緩衝的な金額枠となっています。 例えば、駆け込んで来た人の下着類、場合によってはブラジャー3枚、 パンティ3枚なんて記帳出来ません。支出には対象の人の氏名が必要不可 欠ですが、それが記載できない場合も多く、ほぼ八割がそのような経費に 支出されます。法主さんの手当ては実質月額10万円前後です。 法主さんと住職さんの奥さんの手当ては月額187,430円です。 賞与など 1円もありません。観音院の僧侶職員の手当は奉仕が基本で低額なんです。 ▼生活の基盤は奥さんの手当てに依存しておられます。 手当が多いか、少ないか、それは皆さんの判断にお任せします。 車も個人負担分が 法主さんも住職さんも厳格に宗教目的以外の行動はありません。仮に個 人的な使用があるかも知れません、例えばお医者さんに行くことなどは私 用ですね。そのようなため乗用車2台は全ての費用が個人負担となってい ます。 ▼生活は質素、倹約しておられます。電話も、各自私用の電話を1回線は 自分で負担されています。公私混同を厳しく避けておられます。むしろ、 本来なら法人の経費で支出すべき性質のものも、守秘義務を守るために、 経理を公開している性質上、個人で負担されている部分があります。 トップの責任感 ■万一公私混同をするような経費の支出を経理がしてしまうことがあった ら、絶対に無いはずですが、見解の相違という場合があります。 ▼もしこのような場合は「認定された額の二倍」が自動的に観音院に弁償 される内規があって、法主さんは自宅を処分した金額のうちなどから 18,175,669円を職務を公正に執行するために観音院に供託しておられます。 ▼悪い例ですが、仮に法主さんが飲食店で五万円を友人などと飲み食いし て私的理由にも関わらず寺の経費で支出されたとします。税務署から指摘 されて脱漏となった場合、観音院は源泉徴収義務者として五万幾らか納付 する必要が生じます。この場合は自動的に法主さんの口座から倍額が観音 院に弁償されます。 ▼この保証は全職員に適用されますので、観音院の経理は自然に厳格にな るわけです。 ▼来年からは法主さんは年金受給者になられますので、寺から法主さんに 支給する手当ては「ほんの気持ち程度」にしてはどうでしょうか。 ▼観音院は大きな世帯に見えますが、職員は全員質素であり、それは当然 のことです。 かりにも宗教団体に属する者が脱税したり、高給を受けたりすることは、 望ましくないと私たちは考えています。 住職さんは相続された財産をもっておられますが、それなりに寺全体の 運営について社会的な責任や体面もあり、不用意な運用はされません。 名刺の裏に ■これは大変なことが印刷されてあります。 ●観音院は信徒によって運営され議事録や経理は信徒に 常時公開されています。 ●法主は儀式行事の中心で、住職ではありません。 物品 の購入、契約、借入、貸付、 保証、推薦など については公私を問わず役員会の承認が必要です。 ●宗教法人観音院の運営は、評議員50名、責任役員10名 によってなされ、運営が適正になされるよう三名の監 事によって常に監査がなされています。 名刺の裏が語る ■つまり法主さんも住職さんも寺を運営の面からは一切私物化しないこと を社会的に表明しておられるのです。 ▼法主さんも住職さんも「お酒」は飲めます。しかし、お酒を飲まれた場 面を見られた人はだれもおられません。 ▼カラオケも歌われることは絶対にありません。 ▼女性と同席する場合は横60センチ以内には座られません。 ミニスカートの女性と向かい合う席には座られません。出入りする指定 店にも配慮がお願いしてあります。 ▼結論から申し上げれば「遊興」は絶対にされません。 ■古い信徒さんは、これらのことを全部承知していて無理をさせられる事 はありません。 ▼事情を知らない新しい信徒さんも、ここらあたりを十分ご理解下さって、 交際して下さるようお願いします。 親切が第一です 腹が減っている人には教えを説く前に食事をしてもらう方針で徹底して います。今後も親切に徹底するよう努力します。 但し金銭の支出については厳しい限界があることを正しくご認識下さい。
役員会報告 平成9年4月12日:観音院本堂 ■4月12日午後6時より本堂で、役員全員で観音院に祭られている方々の ご精霊の追善法要を執行致しました。 ▼6時20分より法主さんの司会で「平成9年度・観音院・第1回役員会」 が開催されました。責任役員定数10名、内委任状提出者3名。評議員定数 50名、内委任状提出者5名。 教師総代定数7名出席。監事3名出席。何れも規則通り成立していること を告げました。 ■代表役員が議長席について「ご多忙中の出席にお礼を申し上げます。早 速ですが、お手元に配付してある決算について審議願いたい」と役員会の 開催の挨拶をのべました。 ▼春木、能島、田川が議事録の作成者として恒例により選任されました。 ▼顧問公認会計士の友田先生が「公私の別については極めて厳重に処理さ れ、かつ決算日に決算書が出来上がる態勢は評価できる」と意見を述べら れ、全員一致で承認。 ▼続いて予算案の審議に入り「宗教団体であるので、入るを計らず、出ず るを制する方針として」原案通り承認。 ▼附帯事項「代表役員が個人で借入金により近所に土地を取得して4階の 建物を建築」することが了解されました。 ▼観音院は代表役員や法主が借入、不動産を購入するなどの時は役員会の 了承を得る内規があり、個人の資産も公表し、増減に不可解なことが起き ぬ態勢になっています。 ▼続いて評議員会も全員一致で責任役員会議決を承認。 ▼最後に、足利責任役員さんから「皆さんで知恵を出しながら明るい寺、 公益性の高い寺にしましょう」と提案があり、議長は「感謝の意を表して 閉会」を告げました。 ■観音院は僧侶の住処( すみか) ではありません。法主さんや住職さんの 物でもありません。観音院は皿一枚まで信徒さんの所有する寺です。 ▼法主さんと住職さんは、信徒さんの衆望を担って住職になられました。 職員は全て信徒から専従したもので、観音院は信徒さんの寺であることを 再確認しましょう。 観音院の特殊性 ■観音院は世間の寺院とは著しく異なります。法主さんの代から世襲では なくて衆望によって住職に就任されました。 ▼ですから、次の住職さんは信徒さんの衆望を担った人が就任されること になります。 ▼法主さんや住職さん、職員一同に皆さんの望まれることと反するような ことがあると皆さんの意見で退職し、寺を出なくてはなりません。 ▼寺も大きくなると社会の公器である面が強く前面に押し出される性格に なります。 ■法主さんや住職さんは何か権限をもっているか、何も無いのか、と言う 質問があります。 ▼儀式行事を執行することは全面的に法主さんや住職さんに権限と責任が あります。 ▼運営や金銭の支出については、日常的なもの、例えば新聞代、電話代、 電気代など、自動的に銀行の口座から引き落とされるような支出まで全て 役員会で決定することは不可能ですね。営繕費用、緊急を要する工事など は三名の監事の合議によります。 監事の職分 ■監事は何時でも帳簿を閲覧していて不正はないか、適切に運営されてい るか。さらには、法主さんや住職さんの行動について間違いがあれば、こ れを正し、代表権が役員会の議決の範囲を超える時はそれを阻止し、正当 にならざる場合は役員会を招集し、あるいは観自在の誌上で発表する義務 と権限があります。 ▼監事は観音院の如何なる場所にも、何時でも出入りする権限を保証され、 全ての鍵を管理しています。 ▼監事は、法主さんや住職の個人的行動の一切を把握しています。従って 法主さんや住職さんの行為行動に間違いがある時は百%監事に責任があり ます。 ▼法主さんと住職さんの所在については百%監事が把握しています。 役員の権限と義務 ■役員、評議員さんは法主さんや住職の行動や発言について権限を超えた り、間違いがある時は、これを正し、発言を訂正する義務があります。 ▼役員並びに評議員は監事と同等の職権をもっています。 ▼法主さんや住職と同席または同行する時は、法主さんと住職さんに間違 いが起きると役員並びに評議員の百%の責任とする申合せです。 ▼寺の内部では監事が責任をもっていますが、外出された時は、同行した 役員、評議員、職員は次のことに厳重に注意して下さい。 ヌ買掛で買物をさせない。 ネ酩酊させない、酒を絶対に飲ませない。 ノ歌を歌わせない。 ハ踊らせない。 ヒ異性と不純な交際を生じさせない。 フ世間から非難されるような行為や笑われるようなことはさせない。 ヘ酒や食事を強要しない。 ホ夜11時就寝に配慮する。 マ法主や住職が観音院を左右できるかの発言をした時は 直ちに役員 会決議事項以上の権限のないことを説明して世間にありがちな誤解 を解くこと。 ■法主さんや住職さんは禁治産者並みの保護をお願いします。間違いがあ ると同行者、同席役員、評議員、監事の百%の責任とする申合せです。 何故できた決まりか ■世間には、さまざまな宗教団体があり、スキャンダルも伝えられます。 不明朗な会計が問題にされています。脱税が報道されることもあります。 ▼このような公序良俗に反することを観音院は絶対に引き起こさないとい う役員の強い意思が働いています。 ▼一面では役員や評議員であることを奇貨として、法主さんや住職さんも 人間だからと遊興に誘われる行為も実際にありました。善意に基づくこと ですが、これは観音院にとりまして迷惑なことです。 ▼かって、法主さんや住職さんを商売に利用したり、無理なことをさせた りする人も皆無ではありませんでした。 ▼多くの役職員がおられますと、格別に観音院の評価を上げるよう適切に 配慮して下さる方と、はき違えた親切や無理をなされる方もおられても、 不思議ではありません。 ▼これらの内規は観音院全体を引き締め、信徒さん全体の共通の利益にな ると考えて決められたことです。 ■明朗な寺院になるよう皆さんにご高配をお願いするために説明しました。 ※観音院は他の宗教団体と異なり、完全に信徒さんが主体で運営される 寺院です。法主さんや住職さんが寺におれるよう配慮して上げましょう。 借入れの申込みと商売の相手としては不可能な相手だと考えて下さい。 ※法主さんや住職さんは遊興を絶対になされません。百%宗教活動だけ です。プライバシィーはありません。観音院は運営と経理は全面公開で す。不審な点は直ちに監事会にご通知下さい。即刻善処させて頂きます。 ※決算は3月31日中になされ、4月1日印刷配付。 日常から適正な記帳処理に心掛けています。収益事業は観音院では絶対 にしない方針です。必要であれば世間と同じ法人を設立して優遇税制の 適用を受けません。 ※観音院はSOSBBS〔災害支援協会〕の代表世話人の一人です。こ れらの経費は法人の経費として支出します。その他の民間団体で公益を 目標とするものに協賛することがあります。これらは積極的に支援します。