ミニミニ観自在 1997年7月


 七夕に願いをこめて、五色の短冊を笹の葉に結びます
 交通事故に注意、皆さまには安全運転で、お暮らしください

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牽牛星と織女星の出会いに祈る七夕祭り

    生きて行ける手に職を付ける願望を成就


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七夕まつり

五節句の一つです。天の川の両岸にある牽牛星と織女星とが年に一度、
相会するということに願いを託して、七月七日の夜、星を祭る年中行事。
中国伝来の乞巧奠(きこうでん)の風習と、わが国の神を待つ「たなばた
つめ」の信仰とが一緒になったものです。
 奈良時代から行われ、江戸時代には民間にも広がりました。庭前に供物
をし、葉竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて飾りつけ、書道や裁縫の
上達を祈る行事で、七夕祭、銀河祭、星祭ともいいます。

法主さんの誕生日は七年七月七日です。観音院の感謝の日を兼ねて営む
行事です。
777は縁起が良いと、誰でも思います。今年は七月六日が大般若転読
法要壱百座、護摩三万三千座にあたり記念法要を営みます。


 福引もあります

この日は福引も用意しています。「たまごっち」もいくつか含まれます。
いろいろな景品を用意しています。恒例の菓子入り大袋も抽選で用意しま
す。参詣された皆さまにもれなく引いていただけるよう準備を進めていま
す。

  自動車は駐車場が?

当日は駐車場が一杯になると予想されますので、車でのご参詣はなるべ
くご遠慮下さい。市営駐車場をご利用下さるようようお願いします。
恒例のお接待の「厄除けソーメン」が温かくなりました。食中毒を防ぐ
ために、加熱したソーメンを出すことになったのです。

当日は大変に混雑しますので、履物を間違えないよう、お手回りの品物
をお忘れにならないようご注意下さい。傘一本のお忘れ物でも、参詣者の
方々に該当者が見つかるまで電話を差し上げているのですが、午後三時か
ら電話を掛けはじめても夜八時になっても終わりません。どうやら忘れ物
案内のサービスは不可能になりつつあります。


  郵送受付も

萬倍白だるまさんと、夏越し祈願は、郵送でも受け付けています。
 電話でも受付ますが、六日当日は電話に出られないほど多忙ですので、
出来れば、七夕厄除け招福夏越し祭りの前後にお願いします。
萬倍白だるま様は早めにお申込み下さい。


 大般若転読百座

七月六日に大般若転読法要が百座になります。当日は七夕夏祭に相当し
ます。色々と計画しています。
 五色の短冊は早めに受け付けています。参詣された際に願望を記入され
て、受付に出して下さい。
 遠方にお住まい方などは、8頁の申し込み用紙で、郵送でもお願いがで
きます。
大般若転読法要百座に参詣されること、護摩供三万三千座に参詣される
ことに最大の意義があります。
 このような法要は、八年に一度で、今度は来世紀の、二〇〇五年に転読
二百座、護摩供三万七千座が営めるよう皆さんとご一緒に努力したいと、
切望します。


 法主さんも多忙

法主さんは観音院の広報担当責任者のような具合になられて、超多忙の
中でマスコミに丁寧に対応されています。
六月十二日などは午後二時くらいまで取材を受けられて晩は神戸で会食、
翌日十三日は知り合いのお寺さまでパソコンを手伝われ、午後は「天台宗
の二千十年の会」で二時から五時まで話され、七時に帰寺されて「教養講
座」。流石に乗り物酔いのような感じだと言われてました。

それで十四日の午前十時からRCCの取材です。
その上に十二日から十三日にかけて阿多田島の鰯網のテレビ取材の手配
もされました。
観音院のことだけではなくて、いろいろなことで、マスコミの相談にも
乗っておられます。十三日の朝、テレビの今週発売の週刊誌の番組で紹介
された「週刊新潮」に観音院がグラビアで二頁掲載されています。22日
発売の「アエラ」にも観音院のことが掲載されています。
21日はHTVとTSS、22日はNTVからの取材がありました。

   脳死について

臓器移植法案が成立しまして、「脳死について、どのように考えられる
か」とにわかにマスコミなどから公式見解を求められることが多くなりま
した。観音院の教師会は脳死を人の死とすることに反対です。
たとえ、植物状態になったとしても、息をしている、血が通っている人
を埋葬できません、火葬することもできません。私たちは、医師の診断が
脳死であったとしても、周囲の人が、遺族が、確かに亡くなった。息をし
なくなった、次第に冷たくなる、つまり心臓停止をもって人間の「死」と
考えています。

現代医学の進歩に敬意を表しますが、臓器移植のさまざまな利点を上げ
られても簡単に同意できません。
輸血などは認めます。献血にも参加します。が、法主さんは臓器移植に
は反対の見解を表明されています。
反対の理由は、臓器移植を受けた人を知っておられるからです。
人間は体内に入った異物を大概に押し出そうとする働きが備わっていま
す。
 その働きを押さえるためには大量の薬物で自然の働きを押さえる必要が
あります。

医学のことは詳しくは知りませんが、例えば心臓の移植はできても、神
経を繋ぐ技法は確立されていない筈です。 心臓移植を受けた人は心筋梗
塞の痛みは脳に伝えられないと考えます。

法主さんが臓器移植に反対されるのは、このような理屈ではありません。
脳死と判定された人の臓器摘出は心臓死を確実に早めるからです。
合理的に考えて反対と言われるのではなくて感覚的に受け入れられない
のです。


  夏越し厄除け福引

七月六日を中心として夏越し祈願を午前十時、正午十二時、午後二時と
三座とも大般若転読法要で執行いたします。
法要後に七夕恒例の「福引」をしていただきます。一番高価なものは、
水晶の腕輪念珠」です。
 玉と玉の間に長細い水晶プレートが付いていて、それに観音様が精密に
刻んであります。
 ただ、予算がありまして全部で二百しか用意してありません。その他、
今年から正月と同じように「大入り菓子袋」を用意しました。
福引ですから、何かが当たります。全部欲しいと望まれますと無理なん
です。全部同じだと面白くない、いろいろあって、面白いということで、
ご容赦下さい。
「たまごっち」もあります。これが異常な人気のようですが、実はいろい
ろ手を尽くしてはいるのですが、なかなか手に入りません。もしかすると
二個くらいかもしれません。

カード型の「御守」はくじ引きではありません。当日ご参詣になられた
方全てに差し上げるように用意しています。万一不足した場合は後日郵送
させていただきます。全く見通しが立たないのです。何やかやと昨年より
は予算も多く、準備させていただきました。


  交通事故に注意

ご参詣になる時はくれぐれも運転は慎重になさって下さい。毎日のよう
に寺社参りや遍路などでも交通事故が起きています。無理な運転をしない
こと、暴走をしないこと、追い越しは十分慎重にすること、後部座席でも
シートベルトをすることなど、気を付けて下さい。

 観音院の交通安全のステッカーには「安全運転」が祈願してあります。
無謀運転をご守護して下さいと祈願するのは無理なことです。


  太陽の季節

もうすぐ梅雨が上がります。
太陽の季節です。水遊び、海水浴と楽しい季節です。
一、梅雨の最後の土砂降りに気を付けましょう。水を十分含んでいる
 土砂に、一押しすると土砂崩れになります。自分の場所に雨が降っ
 ていなくても、上流に局地的な大雨が降ると、十キロや二十キロは
 あっと言う間です。
一、肌を焼かない、法主さんは夏でも長袖です。戸外に出る時は首の
 回りにタオルを巻いておられます。日焼けは軽い火傷と同じです。
 直射日光は三十分が限度です。
一、冷房した車内でも日焼けしますので注意しましょう。日焼け止め
 のクリームは必需品です。過信は禁物です。
一、脱水症状を起こさぬようニ水分をたくさん摂取するよう心掛けま
 しょう。
一、海水浴場ではフェンスの外に出ないことが大切です。瀬戸内海で
 もサメはいます、潮の変り目には予想もできないような流れになる
 こともあります。
一、車の中に、幼児や動物を放置してはいけません。窓を少し開けて
 おくくらいでは、簡単に45度くらいになります。毎年、痛ましい
 事故を聞きます。防げる事故です。
一、汗かきで冷房の好きな人は夏風邪を引かぬよう、お酒を飲んで、
 冷房をきつくかけて寝ると、運が悪いと一巻の終りです。
一、バーベーキューは蚊やブヨ、毒蛾などを呼んでいるようなもので
 す。酒を飲んでおられると、吐く息が害虫を呼び寄せます。
一、七月、八月は悪いことの多い月です。上手に夏越しをするために
 祈願をするくらいですから、慎重に過ごしたいものです。
一、今年はエルニーニョの発生が予想されます。異常気象の恐れがあ
 りますので十分に注意して下さい。
七夕祭りにご家族連でご参詣頂きますよう。

※七夕厄除け招福大般若転読100座、護摩33000座法要は7月6日
午前10時・正午12時、午後2時に執行します。車は大変に混雑します
ので、恐縮ですがご遠慮下さい。ご参詣をお待ち受けいたします。

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