ミニミニ観自在　１９９７年１０月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　観自在編集部

　　報道に影響されない

■昨年から最近にかけて、ロイター通信の取材、ＴＢＳ系列の取材、
日経・朝日・読売・毎日の取材。スペイン通信社やフランス国営放
送、ドイツ国営放送、先日はＮＨＫがおよそ四日がかりで観音院を
取材中しました。
▼取材された内容は系列のテレビ、新聞、ラジオなどを通じて日本
中はおろか世界中に報道されていて、さまざまな分野の人の関心を
呼んでいますが、大切なことは、浮かれないこと、慎重に、誠実に、
親切に対応することが重要です。

■これらの報道について、観音院には沢山の人が新たに来られるよ
うになり、外国にも沢山のファンが出来つつあります。一日２０人
から、多い時には５０人のファンが出来ています。
▼現在の状態なら、激増するファンに辛うじて水準を落とさないで
適切に対処することが出来ますが、関を切ったように来られる方々
の期待を裏切らぬように、態勢を調えなくてはなりません。


　　　もう一つの観音院

■インターネットを通じて、もう一つの観音院が自然に出来上がり
ました。これは、別の観音院が出来たのではなく、現実の観音院と
密接に関連していて、実質は同一のものとして運営することが大切
だと考えています。インターネットを通じて一日２万人平均の参詣
者があり、無限に近い広大な墓園を手にしました。
▼この機能は維持費用が低廉ですが、インターネットを通じて観音
院のファンとなられた方々に対して、実際に参詣される方と同じ、
取り組みで奉仕することを実行したいと願います。


　　　本質的なもの

■現実の人間関係もインターネットも、佛教の教義からすれは本質
は「空」なるもので全く同じ性質のものです。対応に於いて些かも
異なるものがあってはなりません。
▼全ての人に愛を、光と祈りを！　いたわり、いつくしみ、思い
やり、相手の立場で考えて、あたたかい心を広めることが大切です。
▼燎原（りょうげん）の火が燃えるように、と言う言葉がありますが、
そのような広がりは好みません。着実に、一人一人の人間関係を大切
にしながら、現実を大切にして運営して行くことを重視しようと話し
合っています。


　　　公序良俗を大切に

■頑張りながら堕落する、一生懸命に努力して、その実は腐敗して
いた。そのような組織の轍を踏んではなりません。
▼そのためには公序良俗を大切にし、優れて高い倫理観で観音院を
運営することが今後の最重要課題となります。
▼運営を信徒中心にして行い、経理を公開する、出入り禁止の場所
をつくらない、内緒事があってはなりません。
▼従来、観音院は賽銭が多くなれば、抑制する、目立てば地味にす
る、そのような自浄作用が働きました。これは今後も大切にして下
さい。
▼合わせて、祭祀（さいし）を司（つかさど）るものとして、出入
りする人のプライバシィについては、絶対に漏らすことが無いよう
に致します。これは裁判でも、国会で証言を求められても開示をし
ない権利が法律で保証されていて、観音院の僧侶と職員は徹底した
教育を受けています。
　宗教者として相談の乗ったことや、懺悔（さんげ）などは如何な
ることがあっても漏洩することはありません。

　　　守秘義務

■悩み事・困り事のご相談はお気軽にお越し下さい。一人でくよく
よと悩むよりは、ご相談に来られれば、目から鱗（うろこ）が落ち
るようなことが、しばしばあります。ご相談に乗るに当たっては、
情を同じくすることが当寺の基本方針です。
　お越しになられない方のためには当方が旅費宿泊費を全て負担し
て出張します。国内外を問いません。
▼当寺の僧侶や職員は、何かして上げたから、これくらいのことは
して下さるだろうと言う期待感は全くもっていません。謝礼や接待
などを考えられる必要はありません。御佛（みほとけ）様のお使い
としての役目です。

▼相談は手紙やＥメールでも電話でも受け付けます。但し緊急の場
合を除いては、午後６時から８時くらいまでは、反省会を開いてい
ることが多いのでご遠慮下さい。
▼朝９時半から午後３時半くらいまでは、電話相談はご遠慮下さい。
参詣して予約して来ておられる方が優先されます。お帰りの乗物の
切符の予約が無効になるので、ご協力をお願いします。
▼Ｅメールのご返事はご縁があれば即時に、場合によっては内容を
検討するために、若干の日時を頂きます。多い日には５００通もの
メールが届きます。参詣者も千人を超える日があります。


　　　技術の水準は

■観音院の電算処理などは大変に高い水準にあります。技術や知識
を悪用することは、最も慎むことで、厳禁事項としています。
　日本で技術や知識を思慮分別なく使用した某宗教団体がありまし
たが、観音院はマインドコントロールとかカリスマ的人材の輩出、
カルト的な運営は絶対に致しません。
　常に高い開放性と透明性を確保することを誠実に履行致します。

▼不審または疑念が生じましたら、直ちに常勤監事、または顧問弁
護士にご通知下さい。適切に対処し、直ちに公開の役員会で審議し
是正致します。

▼観音院の法主さんは「日本の倫理の向上を願う会」の中心的代表
世話人です。どのような事態にあっても、観音院は倫理に悖（もと）
る運営は致しません。この会に入会するには、年齢三十歳以上で、
法主さんと人間関係が熟成された方に限定しています。運営には法主
さんの良心が基準とされています。軽率に行動すること無く、熟慮し
て慎重に運営されています。
▼この会は倫理道徳に反する情報を入手しても、「お願い」に止めて、
告発などの強い手段は絶対にとりません。
▼この会は言わば人間の煩悩と闘う立場であり、性善説で運営されて
います。人間の永遠の課題との取り組みです。
　慎重に根気よく、地道に活動すべきだと法主さんが定義されていて、
嫌悪されたり恐怖されることが絶対に無いように、かつ大衆に支持さ
れるよう運営されます。



		
		

		
		
　　Ａｉ’ｓ　Ｅｙｅ

　　　　　＊新連載「Ａｉ’ｓ　Ｅｙｅ」がはじまりました。
　　　　　　Ａｉ（藍）さんは、アメリカのロスアンゼルス
　　　　　　にお住まいの主婦です。藍さんの目を通して、
　　　　　　日本とアメリカのようすを見てまいります。

　ここ数年のあいだに驚くほど日本の物価が安くなったような気が
します。
　「生活不必要品」とでも、いうような、品目に限ってですが。つ
まり、洋服とか、化粧品などなど、数年前はセーター一枚が２万か
ら３万して呆れたものですけど（国内の普通のメーカー）。
　友達などは、「ふん」てなもんで、「あ〜た、一体、幾らだった
ら良いというの？」みたいな顔され、私は、「＊＊」とかで、こっ
そりと買い物したりしたのです。
　当地（ロサンゼルス）で着るのには、こういうところの製品の方
が、却って洗濯／乾燥機が使えるから便利がいいのですけど、、、
（サイズだって、合うんだっ！）
こういう店の製品は、友達に云わせると、「品格」がないらしい。
ＰＴＡとかに着て行けないという訳だ。（何を、このぉ〜っ、って
云いたいわ。）
　それが、どうだ、この数年間に、いいセーターが五千円位で出て
いるじゃないですか。
　日本のバブルの数年間の物価は何だったのかと、感慨に耽るのは
私だけでない筈。
　一方、相変わらず高いのが、食料品など「生活基本品」とでもい
うようなモノ。
　これはもともと、バブルに関係なく、日米価格差があって日本が
高かったから、平行線を辿っているだけのことかもわかりませんけど。
　　　　　　＊　　＊　　＊
　日本への帰国時は殆ど毎日外食だから、レストラン等で食べてい
た日には、お金が幾らあっても足りやしない。
　お弁当とか、買って食べればいいのだろうけど、まさか、友達と
一緒に、駅の待合室とかで、「ほかほか弁当」って、余りにも哀し
いでしょ。盛り上がるような話しも沈んでしまいますわ。
　友達のお宅にもよくお呼ばれします……、がこれとて、「手土産」
の一つもいる訳で、これが、又出費。何だかんだと２、３千円は軽〜く
出ます。
　アメリカでは、外食しても、精々、二人で百ドルも出せば「ごー
じゃす」な部類に入る夕食ができます。
　お昼に二人で、メキシカンのブランチ（昼食を兼ねた朝食）なんか
だと、『ひえ〜っ』２０ドルもしない位です。（しかも、食べ放題。
一日の食事を一度に済ます事だって、可能）
　一体、日本の皆様、どのようにして、生活してらっしゃるのでしょ
う。給料幾ら貰っているのでしょう。
　安い洋服着て、安いお化粧して、、、でも、ただ其れだけじゃ、
生きていけないものねぇ。

		
		

		
		
　　　二人の偉大な女性

■ダイアナ元妃が交通事故で亡くなった。慈善基金が八百億円を超
えたとか。何やかやは別として、人々に慕われる良い人だったと言う
お話。
■マザーテレサが亡くなった。葬儀はインドの国葬でなされた。世
界各地に彼女と志を同じくする人が４千人もいるとか。ノーベル平
和賞受賞者。


　　　総理と珍内閣

■橋本さんが久しぶりに、すんなりと総理にご就任。「お目出とう
ございます」と素直に飲み込めない組閣。これが珍妙な味付けで、
国民の大半が箸を出さない代物。店頭に並べたが、買手の無い惣菜
みたいなもので売れ残り返品間違いなし。メーカーは倒産に近い味
付け企画。信用を失うと再起がママならない。困った困ったワンワ
ンと言ってるのは犬のお巡りさんだ。ワン！　　


※４００年の歴史を有する観音院の構造が急激に変化しています。
　インターネット上の観音院が実在の観音院と同様に機能するよ
　うになりました。観音院としては従来と全く同じ態勢でネット
　上で参詣される人を大切に親切に致したいと念願致します。