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法主さんの日常

                 12月18日掲載 中岡琴華
   
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    カリスマ性とは他人に任せたい
         法主さんの毛嫌いされる言葉です

   
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     法主さんには他人を支配する考えは無い
           カリスマ性とは仰天するような評価だ


 カリスマとはギリシャ語で神の賜物という意味です。超人間的・非日常
的資質のことを言います。ところが、日本語では乱用されていまして少し
優れた経営者などもカリスマ性が有るなどと使われます。
 非常に優れた決断力を持ち、全戦常勝の将軍とか、神がかり的に予言が
的中する宗教者などに付けられる勲章みたいな言葉です。そのような優れ
た人と、それに帰依するものとの結合を、マックス= ウェーバーはカリス
マ的支配と言ったそうです。これは辞書で調べました。

 
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  法主さんは普通の努力される人
     他人を支配する欲望は皆無です

 
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何故か法主さんにはカリスマ性があると言う人があり、これは観音院や
法主さんを知らない人の外の人の無責任な評価で、法主さんが毛嫌いされ
る評価です。
 世間の口に戸を立てることは出来ませんが、観音院の外形や信徒数、寺
には不必要なくらいの充実した設備があることなどを伝え聞いて「観音院
の法主さんにはカリスマ性があるのだろう」と想像されるのでしょう。
 身近に法主さんの日常を知っている私としては「的外れな評価」としか
思えません。でなかったら用字用語の使い方の間違いです。
 法主さんは何度も説明したように限りなく優しい方で、それを慕われる
方との間に支配者と被支配者の関係は皆無です。
法主さんは慎重な方で、かつ多くの情報が集まる立場におられますので、
世間のことを良く理解しておられます。住職さんも法主さんも年間延べ五
千人の人の相談には乗っておられます。
 インターネットにホームページを出されてから、一日五百通の手紙を書
かれることもあります。
 人間の悩みとか、欲望も煎じ詰めれば約三百種類の分類に納まるそうで
す。ですから、多くの相談もその分類の中から返事を出されるのですから、
お店で言えば三百種類の部品を用意しておられるのと同じ理屈です。
 しかも物を動かすのと異なって情報をフアィルの中から取り出して、質
問に応じた解答を送られるわけですから、一日に五百や千通の手紙を書か
れることは、それほど苦労してはおられません。
 これらの資料は永年の相談の結果を資料として分類して、電算機に蓄積
されて、必要に応じて瞬時に取り出せるだけのことで、ここが普通の人と
は異なる努力で「コロンブスの卵」と同じことです。
 あることに対しては、どのように行動されるか、身近な人間なら簡単に
予想がつけられますから面倒のみやすい、お世話をすることが易しい方と
言えます。

  
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  基礎的なことをきちんとされる
      説明書をちゃんと読まれる方

  
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私が写真を上手に撮れるようになりたいと思って、沢山写してと計画し
ていましたところ「カメラの説明書を良く読んで、馬鹿チョンに使うな。
下手な鉄砲も数打てば当たると言うものではない」と法主さんから指導を
うけました。
 法主さんは好奇心の強い方ですが、決して「むやみやたらに触ってみる」
方ではありません。
 何か失敗した時に「説明書のここに書いてあるだろう」と指摘されるこ
とが良くあります。
 説明書を見ながら、メモを取りながら物を使われる、それを世間の人は、
私も含めて感嘆しているだけのことです。
 ざっくばらんな言い方をすれば、法主さんは「交通法規を守って運転し
て事故が無い。税法を守って脱税をしない、たったそれだけのことだと」
と言われます。
 身体の調子が悪ければ直ぐ医者に見てもらわれる、分からないことは本
で調べられる、それでも分からないことは専門家に聞かれるという日常で
す。
 お医者さんを大変に信頼されていますが、処方された薬の説明書を読ま
ずに飲まれることは絶対にありません。過去に飲まれた薬の効能書きは全
て田川さんがフアィルされて資料になっています。
 十二月の終りにはインターネットの上にバーチャル霊園をこしらえるこ
とと、災害掲示板をこしらえることに熱中されていましたが日本では始め
てのことです。
 ですが、これはインターネットを通じて知り合われた人間関係の中から
生まれてくることで、多分マスコミに取り上げられることだろうと思いま
すが、決して天才的と言うことではなくて、自然に縁によって生まれてく
ることです。
 もしも、超能力的なことで何かを思いつかれるとしたら、それは法主さ
んにとって迷惑な評価だと思います。法主さんは人間関係を大切にされ、
多くの人の意見を聞いて、こつこつと勉強して、地道な努力をされておら
れることを否定することになります。
 法主さんは常識を守って努力しておられて、世間の方が何でも簡単に買
って、簡単に壊したり、買い換えられたり、捨てられたり、放置されてい
ることを嘆いておられます。
 常識をきちんと守れることがカリスマ的と評価されては、法主さんが気
の毒です。
 常識を沢山積み上げて、それで判断したり、助言されたりすることが、
災難を小さくしたり、損失を防ぐことは再三あります。
 一足す一は二だと言われることは予言の類ではありません。
 法主さんの素晴らしいと思えることは、文字通り「いたわり、慈しみ、
思いやり、相手の立場で考える」ことを実践しておられることです。
 法主さんに、普通の人なら立腹されるようなことをしても、絶対に腹を
立てられません。そのようなこともあると最初から覚悟しておられるので
す。
 法主さんを良く観察すれば、人間の幸せな生き方を学ぶことができます。
決して難しいことではなくて平凡な努力の積見上げが大事だと思っていま
す。

法主さんはご自分の自由も大切にされますが、同じように他人の
 自由も大切にされます。どんなに多忙でも愛想が良いのは大変な
 忍耐だと感心します。
でも無理をされているとは到底思えません。こつこつと努力して
 時間を作っておられるようにお見受けします。無理なことはなさ
 らないようです。

無欲は大欲に似たりと言うことを聞いたことがありますが、法主
 さんの無欲は絶対に大欲ではありません。欲と言えば、何だか生
 きる上で無理をしない程度の場所と食べ物と着る物と友達があれ
 ば良いくらいに思えます。

倫理道徳を大切にされ法律を守る方ですが、それから外れた人を
 忌避(きひ)されることはありません。健康を大切にされる方で
 すが、病人を嫌悪される方でもありません。年寄りも子供も全て
 の人を縁あれば大切にしておられ、先日は結婚したモルモン教の
 長老に日本人形をお祝いに送られていました。

法主さんは開放的で内緒事が何も無い方です。法主さんの行動や
 持ち物で、職員が知らないことは何もありません。あっと思うよ
 うな指示をされることがありますが、それは職員がレールやルー
 ルを外れている時です。



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