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[駆け込み寺 楽書帳]


法主さんの日常

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      身辺を整理整頓することが大切
             身綺麗さは信用の基礎になるもの

   
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     万一死ぬようなことがあったとしても
             あの方にこのようなと言う物は何も無い


 法主さんの周囲には秘密というものが一切ありません。法主さんの机の
引出しや箪笥の引出しは何方が開けられても、このようなものはと不審を
もたれるようなものは何も出て来ないと保証できます。限りなく透明で、
内緒事は何もありません。プライバシィが完全にありません。私も24時
間密着している訳ではありませんので、大きなことは言えませんが、法主
さんはご自分のことに関しては素晴らしく身綺麗で、不安の種は何も無い
よう過ごされていると思います。

 
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     何時死んでも良いように
           物事はその日の内に処理する

 
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 何か用事があると、その日のうちに済まされて、翌日に回されることは
絶対にありません。
 大きな仕事ですと、1週間くらいに割り振って、1日分と少しをその日
の内に済まされます。
 結局は1週間分の仕事は5日で済まされていて、2日の余裕を残してお
られます。ですから多忙のようで、決して多忙に追っ掛けられるようなこ
とはなさいません。
 膨大な手紙の返事を書いておられる時などは、食事は何時も「おむすび」
と「漬物」です。目はワープロのディスプレイ(画面)の方を向いたままで、
キーボードを叩きながら、食事を済ましておられます。
 朝は多分6時ころからだと思いますが、夜は9時くらいまで、休憩は無
しです。新聞もテレビも見られません。食事を盆に乗せて置いておきます
と、いつの間にか食べておられます。
 机に向かっておられる時は気を散らさないよう声は掛けないことになっ
ています。放置すると食事はされないので、とても気を使います。
 お客さまは多く、丁寧に応対されています。その時その時を精一杯に努
めておられることが良く分かります。
 切り換えは10秒でしょうか。あるいは5秒かもしれません。
 時々昼寝をされることがありますが、職員はそのような時には音を立て
ないよう、そっとしておくことにしています。
 不思議なことは「寝惚けられる」ことは絶対にありません。ですが忘れ
ておられることはしばしばあります。
 睡眠中に電話で応対された時などは「メモ」用紙に用件が書いてあって、
テープで見えやすい処に貼ってあります。
 法主さんにお願いすることは全て受付で管理しています。ご自分で計画
をたてられることはありません。外出は結構なされます。朝の散歩も暇が
あればされます。
 お誘いがあれば、気軽に出掛けられます。ただ、一人で勝手には行動さ
れない決まりで、職員か家族、または役員が同行します。
 法主さんの行動は全て「縁」だと言われます。「縁?」が無ければピタ
とも動かれません。
 最近は「ご道楽の托鉢」をなされることも少なく、目を離しても居なく
なられることはありません。
 法主さんには奇妙な習性があって、トイレやシャワーを使われる時は扉
が5cmくらい開いています。
 もし気分などが悪くなった時に声が聞こえ易いようにしておられるので
す。「年が年だから何時脳梗塞を起こしても心筋梗塞を起こしても不思議
では無い、その節は5分か6分で医者へ運んでくれ」と言われています。
 ですからトイレの戸が少し開いていれば使用中ということになります。
救急用の酸素や心筋梗塞に対応したニトロール・スプレーなどは身近に置
いておられます。
 慎重に過ごすことが「幸運」に繋がることになるのだそうです。「何時
死んでも構わないけど、不注意では死にたくない」と言っておられます。
アルコールなどは頼んでも飲まれません。
 ある意味では典型的な「恥」の文化の中で生きておられるのかもしれま
せん。病気で突然入院するようなことがあっても、部屋の中を誰が探して
も、何も変な物や理解出来ない物は置かないよう気を使っておられるのだ
そうです。
 今日受けた恩義は今日の内に返しておく、借金や月賦は一切無し。理解
されない人間関係はつくらない。争いの元になる財産は残さない。お金を
貸すほどなら差し上げる。貸借無しで生涯を過ごされるお考えですから、
妙な物は一切持っておられませんし、何か残ったら物は、皆さんで適当に
分ける。現金は少しは残るだろうが、分割し易いだろう・・と、日常全て
が遺言のような生活をしておられます。
 交通事故で死んでも慰謝料などは請求しないこと、他人と争えば苦しい。
喧嘩はするな。和解を速やかにすること。自分の心の中から苦しみは出さ
ない。このようなことを日常的に聞かされていますと、人間が変わってき
ます。

 話が脱線しますが、私は音楽が好きです。フォーク系ですが、おそるお
そる「バンドをこしらえてもいいですか」と聞きますと「それは良いこと
だ、寺に欠けているものは音楽だ」と言われて趣味が生かせることになり
ました。
 観音院では職員が趣味を生かして「教室」をつくることが奨励されてい
ます。そのような訳で「音楽を楽しむ会」をお世話させていただくことに
なりました。 ドラム、ギター、キーボード、ベースをやりたい人を集め
ることになりました。
 私は寺に来る時に音楽は捨てて来たつもりでしたから、腰が抜けるほど
驚きました。
 子供のころからギターに熱中して、ギターの弦をはることからチューニ
ングをすることができ、歌を聞けば音譜に移すことができます。法主さん
がスポンサーです。
 ご一緒にフォークから、演歌系まで仲良くやりたいと願います。
 お好きな方は観音院までお問い合わせ下さい。

法主さんの生活は靴下一足から財布の中身まで職員には透けて見えます。
何を食べておられるか、何をされているか、何を持っておられるか、内緒
ごとは一切ありません。
 興味を持たないでも、寺にいれば自然と分かってきます。ご自分で物を
買うという習慣がまるっきり無いという生活なんです。

最近は一人で出掛けられることは完全に無くなりました。托鉢(乞食ー
こつじき)に出られることも無くなりました。猛烈に多忙なようです。
 観音院のインターネットの寺院は法主さんの運営で大変に大きな規模で
す。
観音院のホームページにアクセスする人は、1日1万から2万、膨大な
メールが届きますが、返信は全て法主さんが書いておられ、一日五百通を
超えることも珍しくありません。田川さんと能島さんが協力されています
が、このバーチャル寺院は、実際の観音院の十倍を超える規模に達してい
ます。
法主さんが全面的に応援して下さって「音楽を楽しむ会」をつくります。
こんなに腰を入れて面倒がみてもらえるとは思ってもみなかったことです。
興味がお有りの方は、奮って参加して下さるようお願いします。



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