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97年8月の運勢と処世概観(7/20掲載)
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  思わぬ不幸に遭わないように

      夏と残暑を甘く見ないで慎重に

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                      鈴之僧正

八月で怖いのは水の事故と交通事故だ。海水浴場は大体、大丈夫
だが、浜辺によっては沖出しの海流がある場所がある。泳げるから
と過信して、岸辺が遠くなるような海流は漁師も怖がる。知らない
浜辺、人の居ない場所で泳がぬことは鉄則。

お盆の帰省はなるべく交通機関を利用して自動車は止めておく。
朝晩一時間くらいしか運転しない人が長距離を高速で走るのは大変。
今年は早めに指定席の予約をして楽に移動する。
夏風邪は馬鹿が引くと言うが、酔っぱらって冷房をガンガン掛け
て寝込むと風邪どころか、死ぬこともある。冷房は二十九度まで。

八月は転落のきっかけになりやすい。長い休みが人間を怠惰にさ
せることがある。このころの愚痴の受皿にならぬよう気をつける。
愚痴に味方し同調するときは、責任をもつこと。責任がもてぬと
きは、突き放すことが相手のため。つまらぬ親にならぬよう注意す
ること。

お盆を間違えないこと。本来の盂蘭盆(うらぼん)は地獄に落ち
て逆様に吊るされる苦痛に喘(あえ)いでいるご先祖さまを助ける
供養のことを意味する。
その供養の方法とは、僧侶に接待し、布教のための資金を与える
こと。簡単率直に言えば「お坊さんを喜ばす」ことをすること。
お盆は僧侶の稼ぎ時などと言うは、僧侶を貶(おとし)めるもの
で御佛(みほとけ)様も悲しまれる。
お盆に先祖供養をなすは美風なれど、最近のお盆は僧侶の地獄時
期、交通渋滞、参列者の切符の都合、などなどで、檀那寺にも檀家
にも摩擦多し。
 お盆の檀家回りは、徳川八代将軍が命じた僧侶のキリシタン改め。
供養は寺でするのが本当。

八月は挽回のチャンス。この一ヵ月を精進(しょうじん)すれば
成績は良くなる。遊びほうけると九月が怖い。
 二月八月は俗に業績の振るわぬ月とされるが根拠はない。この月
のあり方で吉凶交錯する。

物事が思うようにならず、悪しきことばかり続く人は先祖の供養
を丁重にすると物事の展開が変わってくることがある。供養は読経
してもらうだけでは駄目。
現世に執着し、生まれ変わることができずに迷っている精霊(し
ょうりょう)の蒙昧(もうまい)さを啓蒙(けいもう)し、素直に
現世に生まれてこれるよう佛法(ぶっぽう)を知らしめる。
善意でしたことが悪く受け止められ、物事が裏目、裏目に出る人
は、親不孝か、ご先祖さまを粗末にした報い。一度ならず他人の心
を踏みにじれば、怨(うら)みもかう。
 謙虚に反省し、優しい心を持つように心掛け、他人に親切にし、
家族を大切にするなら、運命が良き方向に転換する。相手の立場で
考えて行動すれば良くなる。

子供の不幸な事件が破天荒な傾向だが他人事ではない。自分の
子供が何時加害者となり被害者となるかもしれない。ものを大切
にし、人の心を悲しませないような教育が肝心。
 教育には親の日常行動が手本になる。子供は親の背を見て育つ
ものだ。世の中に責任転嫁することなく、自分の日常から改める
こと。

子供の非行は、社会の責任。マスコミも教育者も宗教関係者も
政治家も、なべて大人が幼稚化している。作法とか、躾けとか、
思いやりとか、公序良俗を大切にする国民性をもたないと、日本
の将来が危ない。考えること。

大人の行動が支離滅裂になりつつある。その大人が年寄りの存
在を邪魔者にし、子供を支離滅裂に育てる。支離滅裂に育った子
供が大人になって現在の社会を構成している。悔(く)い改めな
いと国の将来がない。


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