■聞き苦しきは親の悪口。自分の所業を棚に上げて、子供を嘆き心痛する。 その上に親の悪口とは大凶だ。 ▼この世に、望ましき親など一人もいないし、願うように子供が育たぬは 自分で実証済みの筈。順番に行けば、親は子供より早く死ぬるが道理。 子供の生涯を見守ってやることは不可能、ならば自立させることが大切。 ▼夏休みの宿題を手伝ってやる真正親馬鹿。遊び呆けると、八月の終りは 大変だ。 ▼教育の第一は、努力しなければ何も手に入らぬことを教えること、他人 の機嫌を損じると貧乏することを叩き込むことが肝心なんだ。 ▼忘れてならないことは、物は壊れやすく、粗末にすると不自由をするこ と。笑顔と優しい言葉と相手の立場で考えて行動することを、良く良く 理解させること。 ▼盗み、嘘、淫らなことは世間に受け入れられぬことを厳しく躾けること。 収入以上の浪費をすると、生活が破綻することを教える。甘やかすと、 末は詐欺師か泥棒か、子供の時が肝心。 ▼倫理感の喪失は目を覆いたくなる。お役人は公僕であることを忘れた。 議員は八百代言で普通。先生と名がつく人は、詐欺師の素質あり。僧侶 や神主などは食うか食われるかの世界。医者は算術。 社長は、社員と株主と商法を忘れた。金融機関も証券会社も保険も目茶 苦茶。なべて、どなたも法律を犯し、検挙されたものが不運という風潮。 2010年はどうやら大苦凶の時代。 ▼本来、社会の木鐸(ぼくたく)として、言説で社会を指導する立場にあ るマスコミも「金口木舌」と言う熟語が読めなくなっている。 ▼わたしがガタガタ言っても、木魚を叩くくらいのことしかできない。だ から沈黙したいところだが、仲良くご一緒に地獄に行くのは厭なことだ。 それにしても異常なことが多過ぎる。常識が通用しない。十善戒のよう な単純なことが大切にされないように日本は腐敗している。これは放置 できない。 ■大切にすべきもの、生きとし生けるものの命、物を生かして使う努力。 物を盗むな。淫らなことはするな。でたらめを言うな。粉飾をするな、 真実を言え。悪口は言うな。人間関係を壊すようなことはするな。 こつこつと働き勉強を怠るな。恨んだり怒ったりするな。 ▼いたわり、いつくしみ、思いやり、相手の立場で考えて上げる。 あたたかい心が大切なんだけど・・・・ ■まあ、法律に触れないように、真面目に働いて、脱税をしないよう、皆 で助け合い、良い世の中をつくるようにご一緒に彼岸に渡りたいものだ。 ※倫理とか道徳と言っただけで、嫌われそうな妙な世の中。だけど、こ れは間違っている。日本人は心の貧困、飢餓、混沌にある。その上、 ねじれて、被害妄想。これでは餓鬼道の日常。何とか日本人の精神を もっと倫理とまでは言わないけど、清らかにしないと、この世が地獄 になってしまう。放置してはいけない。 ※子供の非行は親の責任、社会の責任、人の上に立つ者の責任。お爺さ んやお祖母さん、お父さんやお母さんの責任。今日が良ければ、それ で良しと言うものでもない。皆で明日や将来や子孫のことを考えて何 かしたい。 ※大人の行動が支離滅裂になりつつある。その大人が、年寄りの存在を 邪魔者にし、子供を支離滅裂に育てる。支離滅裂に育った子供が大人 になって現在の社会を構成している。悔い改めないと国の将来がない。