[総合目次][民の声] [観音院門前町] [バーチャル霊園] [寺子屋]
[観音院][観自在]



97年10月の運勢と処世概観(9/23掲載)
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  慎重に堅実に、無理をしない

            気の弛みと怠惰は堕落の始まり

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                      鈴之僧正


昔から、正月五月九月(しょうごく)は忌むべき月として慎重に
するように言い伝えられている、これは特に人間関係のこと。
 二っ八は商売の振るわない月で、どちらも広辞苑に項目があるく
らい。迷信だとも言えるが、乱暴かつ無法なことをすると、一ヵ月
か二ヵ月後に四苦八苦が控えているようだ。一年の半分は控え目に
生きるように求められていると思えば大吉。

簡単に説明すれば、良い月も悪い月もある。だから上手く行って
も驕(おご)らぬよう、辛い月でも、来月にはと、積極的になった
り、控え目にしたり、走ったり、ゆっくり歩いたり、時には休んだ
り、つまりは人生は歳月と言う馬車に乗っているつもりで、手綱捌
(たづなさば)きを上手にすることが大切。
 慎重に、無理をしないで、気の弛み、怠惰、横着をせず、こつこ
つと前に向いて行くことが肝心。

人間はしのぎを削りながら堕落し、頑張りながら腐敗することも
多い。良く働くように見えても、その実は、陰ひなたがあったり、
頑張り屋さんが要領が良かったりして悲喜劇が起きる。

今年の地球は少し怪しい。人間が乗り潰しつつあるような気もす
る。経済も少し怪しい。構造改革は重過ぎる人や荷物を少し降ろす
と言うことだが、これは降ろされる方の抵抗が大きくて適当なとこ
ろで誤魔化すことになる。見かけで終わりそうな気配が感じられる。

保険制度も危なくなりつつある。簡単に言えば馬に食わせる馬草
が枯れてきた。給付を受ける人間と、負担する人間の割合が、釣り
合わなくなっていると言うこと。

多くの組織が怪しくなりつつある。仕事の能率が上がり、賃金の
安い国に仕事が流れたり、補助金が削られたり、負担が大きくなっ
たりして、規模の拡大と縮小が捩じれて歪んでいる。
未常識の経済は困るが、要は有るだけで生きて行く工夫と、出ず
るを制して入るを図るしか方法がない。仕事を大切にしないと、次
の仕事が中々見つからない。
ねずみ講のような考えの商売に、復活の兆しが見える。この世に
美味い話はないから、法外な利益に釣られてはならない。常識を越
える儲け話や金利は大怪我の元です。人間関係まで破壊。

悩み事や困り事は一人で考えないで、早めに相談に来て下さい。
観音院には有害情報の対策も沢山あります。専門的なことは、親切
な専門家を紹介して上げます。段々と世の中が怪しくなりつつあり、
御佛(みほとけ)様も多忙です。
後始末よりは最初に相談して下されば怪我をせずに済むのですが。

この世に美味い話は、絶対に無いと頭に叩き込んで下さい。努力
 せずに儲けられることは絶対にありません。読んで書いて話して、
 考えてみない限り賢くはなれません。美味い話は叩きこまれると
 詐欺師まがいの仲間入りです。痩せ薬を飲むよりは運動しなさい。
 高収入高利回りは公序良俗に反することなのです。

一旗上げるなんて愚の骨頂、旗が上げられるのは、時と地とお金
 と責任と努力と運が、必要です。加えて人間関係が大きく左右し
 ます。焦らない。他人の止めることをしない。
 不安を無理矢理乗り越えないことが大切です。

十月十一月十二月正月二月は転職は考えないこと、仕事は辛くて
 も、人間関係が悪くても、被害妄想を起こさない。転職するたび
 に収入が下がる、運が悪いと以前の職より悪い条件になることが
 あります。


前月[9月の運勢処世概観]次月[11月の運勢処世概観]


観音院ホームページ月刊「観自在」の目次「観音院」の目次に戻る