■昔から、正月五月九月(しょうごく)は忌むべき月として慎重に するように言い伝えられている、これは特に人間関係のこと。 二っ八は商売の振るわない月で、どちらも広辞苑に項目があるく らい。迷信だとも言えるが、乱暴かつ無法なことをすると、一ヵ月 か二ヵ月後に四苦八苦が控えているようだ。一年の半分は控え目に 生きるように求められていると思えば大吉。 ▼簡単に説明すれば、良い月も悪い月もある。だから上手く行って も驕(おご)らぬよう、辛い月でも、来月にはと、積極的になった り、控え目にしたり、走ったり、ゆっくり歩いたり、時には休んだ り、つまりは人生は歳月と言う馬車に乗っているつもりで、手綱捌 (たづなさば)きを上手にすることが大切。 慎重に、無理をしないで、気の弛み、怠惰、横着をせず、こつこ つと前に向いて行くことが肝心。 ▼人間はしのぎを削りながら堕落し、頑張りながら腐敗することも 多い。良く働くように見えても、その実は、陰ひなたがあったり、 頑張り屋さんが要領が良かったりして悲喜劇が起きる。 ■今年の地球は少し怪しい。人間が乗り潰しつつあるような気もす る。経済も少し怪しい。構造改革は重過ぎる人や荷物を少し降ろす と言うことだが、これは降ろされる方の抵抗が大きくて適当なとこ ろで誤魔化すことになる。見かけで終わりそうな気配が感じられる。 ▼保険制度も危なくなりつつある。簡単に言えば馬に食わせる馬草 が枯れてきた。給付を受ける人間と、負担する人間の割合が、釣り 合わなくなっていると言うこと。 ■多くの組織が怪しくなりつつある。仕事の能率が上がり、賃金の 安い国に仕事が流れたり、補助金が削られたり、負担が大きくなっ たりして、規模の拡大と縮小が捩じれて歪んでいる。 ▼未常識の経済は困るが、要は有るだけで生きて行く工夫と、出ず るを制して入るを図るしか方法がない。仕事を大切にしないと、次 の仕事が中々見つからない。 ▼ねずみ講のような考えの商売に、復活の兆しが見える。この世に 美味い話はないから、法外な利益に釣られてはならない。常識を越 える儲け話や金利は大怪我の元です。人間関係まで破壊。 ■悩み事や困り事は一人で考えないで、早めに相談に来て下さい。 観音院には有害情報の対策も沢山あります。専門的なことは、親切 な専門家を紹介して上げます。段々と世の中が怪しくなりつつあり、 御佛(みほとけ)様も多忙です。 ▼後始末よりは最初に相談して下されば怪我をせずに済むのですが。 ※この世に美味い話は、絶対に無いと頭に叩き込んで下さい。努力 せずに儲けられることは絶対にありません。読んで書いて話して、 考えてみない限り賢くはなれません。美味い話は叩きこまれると 詐欺師まがいの仲間入りです。痩せ薬を飲むよりは運動しなさい。 高収入高利回りは公序良俗に反することなのです。 ※一旗上げるなんて愚の骨頂、旗が上げられるのは、時と地とお金 と責任と努力と運が、必要です。加えて人間関係が大きく左右し ます。焦らない。他人の止めることをしない。 不安を無理矢理乗り越えないことが大切です。 ※十月十一月十二月正月二月は転職は考えないこと、仕事は辛くて も、人間関係が悪くても、被害妄想を起こさない。転職するたび に収入が下がる、運が悪いと以前の職より悪い条件になることが あります。