観音院

いたわり 慈しみ 思いやり 相手の立場で考える 十善戒護持のお寺
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花まつり 釈尊降誕会(こうたんえ)

◆お釈迦様のご誕生を祝う

お彼岸も過ぎ、草花の美しく咲き匂う四月となりました。

観音院では、4月1日~8日まで、お釈迦様のご生誕をお祝いしまして「花まつり 釈尊降誕会」の法会を古式そのままに執行いたします。

毎日の法要は朝10時、正午12時、午後2時からの3座でございます。

春の花々で飾られた花御堂(はなみどう)にお釈迦様のご誕生仏をおまつりし、甘茶を灌いでお祝いします。
花御堂(はなみどう)は4月末まで本堂に設置しております。花御堂の前での撮影は可能です。花御堂への甘茶を灌いでのお祝いはコロナ対策のため中止いたします。

仏教は「慈悲の教え」といわれますが、お釈迦様に報恩感謝の心を込めて、またわたくしたちの心を清浄に洗い浄めるように二度ほど甘茶をご誕生仏に灌ぎ、心静かに手を合わせて合掌いたします。

◆花まつりの起こり

花まつりは「仏生会(ぶっしょうえ)」「灌仏会(かんぶつえ)」「龍華会(りゅうげえ)」ともいいますが、 古くより印度(インド)や中国、我国でも行われている仏教の厳かな儀式です。

お釈迦の母君は摩耶夫人といわれますが、母君がルンビニーの花園に立ち寄られた際、美しい花に手をさしのべられた時、お釈迦はご誕生になられたとあります。

花御堂はルンビニーの花園をうつしたものです。ご誕生の折、天より竜王が甘露の雨を降らせ祝福したとありますことから、香水で灌仏し、お祝いいたします。

我国では、聖徳太子が仏生会を行われたのが最初で、仁明天皇の承和七年より毎年4月8日に宮中灌仏会が行われたとあります。

ご誕生の時は花果茂り、奇特なる諸の、妙花は時に非らざるに敷栄したと仏典にありますので、この仏生会には香花をみ仏さまに供養しお祝いする習わしです。

春の訪れを祝うかのように、全国の寺院では花まつりの法会が厳かに行われます。

◆子供たちと花まつり

幼き日の善き思い出に花まつりの思い出がおありの方も多いと思います。美しく、楽しい花まつりはお釈迦様のご誕生をお祝いするとともに、人としてこの世に生命を受けたこと、親と子として生まれたことを、み仏さまに感謝するまつりにしたいものです。

純粋な幼児たちを大切に育も、いつくしむ・・・・子供を思う親心ほど尊いものはないといわれますが、毎年のようにお子様とご一緒に花まつりにご参詣されている親御さんに「慈愛」をみるような思いです。

み仏さまの慈悲を知ることのできる喜び、わたくしたち一人一人にほとけなる心がそなわっていることを信じることができるのは、真の安心だと思います。

幼き時から仏前で合掌する父母の姿を見て育ち、浄らかな仏事を通じてはぐくまれる子供たち・・・、み仏さまに授けていただいた子供たちの健やかな成長を願い、み仏さまのご加護を祈ります。

観音院では、花祭の期間中、小さいお子様は無料貸し出しの「きれいな稚児衣装」を着けてご家族で記念撮影ができます。ご希望の方は、寺務所までお気軽にお問い合わせください。
なお、お越しの際には、カメラをご持参ください。
※稚児衣装はコロナ対策のため中止いたします。花御堂(はなみどう)は4月末まで本堂に設置しております。花御堂の前での撮影は可能です。

お問い合わせ

観音院(かんのんいん)

電話:082-233-5000
電話:082-232-8251
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